社長メッセージ

新たなビジネスモデルの創造。
そして、挑戦。

2017年は、“新しいビジネスモデルの創造、そして挑戦”というテーマに取り組んで参りました。各事業において、様々な成果が上がり、また芽が出かけております。

2018年は、これらのビジネスモデルに更に磨きをかけ、確実にものにするために、引き続き取り組んで参ります。

■外航海運事業
全体的に供給過多の厳しい市況にある中、更生会社7社のスポンサー、金融機関とのコラボレーションで生まれた用船事業、中古船売買等積極的に取り組み、所有船舶、管理船舶の増加につながり、来年に向けての布石がうつことが出来ました。またフィリピンでは日本船籍乗船への認証船員を増やし、さらに船員のソースをインド、バングラディッシュと多様化することで、さまざまな船型の保有、管理に対応できることになりました。
今後は、チップ船・自動車専用船など、高い運搬品質を求められる特殊船に対しても、自社管理の強みを活かしフリート強化を目指していきます。

■内航海運事業
計画的な戦略を持って各オペレーター、荷主に向けての提案を続けています。2019年はNSユナイテッド内航海運株式会社とのJV事業船がリプレイスされますが、今後も新造船へのリプレイスを加速させ、また、フリート拡大を目指し、新規案件の獲得営業にも注力して参ります。

■フェリー・物流事業
フェリー事業においては、トラックドライバーの不足、安全基準の強化等により、貨物部門は厳しい状況が続いています。一方で、旅客部門は青函航路での大型船4隻体制を実施し、乗用車に何人乗っても定額となる商品“海割ドライブ”が大ヒットとなり、旅客・乗用車の大幅な乗船数アップとなりました。2020年初頭には、さらに新造船就航も計画しており、引き続き「カジュアルクルーズ」推進による旅客、乗用車の業績拡大を目指します。また貨物物流においても、新たに施設を建設し、無人航送シャーシの取り扱いを始め、今後の輸送モードの変化に対応して参ります。
PFI事業の推進も実質稼働1年が経過し、ナッチャンWorldの初めての民間活用として那覇~苫小牧往復の米軍の輸送を実施いたしました。また民間需要の発掘と地域促進の観点で、日本の各地に寄港し、様々なお声掛けもいただきました。2018年は、北海道150周年イベントに参加し、紋別市と提携した北海道1周クルーズも実施いたします。

物流事業においては、(株)ネクスト株主に新たに名古屋を拠点とする(株)フジトランスコーポレーションの参加を頂き、大阪営業所の開設も行いました。北海道、関東間の輸送を中心としながら、関西網の構築に注力して参ります。また、内航、外航を絡めた物流輸送として船舶機器メーカーのハッチカバー、ランプウェイの輸送を請負、実施いたしました。
今後は、各事業のシナジーを発揮し、物流事業強化を図って参ります。

2017年から、外航、内航、フェリーの海運3事業のシナジー効果発揮を目指して、共同仕入れによるスケールメリット、船員リクルートの共同活動、オペレーターとの関係強化を図っており、確実に成果をあげています。また防衛省案件としてPFI事業に加え、フィリピン海軍装備部門に対する維持整備役務を受託し、外航船事業の取引先であるフィリピン各社の協力を得て実施し、今後拡大していく計画です。

■地域活性化推進事業
地域活性化推進として取り組んでおります農業事業においては、オリーブ商品の開発により商品ラインナップの多角化を実施し、販売商品の充実を図りました。ファンも徐々に増えつつあり、2017年秋はオリーブの収穫量も倍増しました。地元自治体の協力も得ながら、地域の栽培農家の参加も増え、ファクトリー併設のレストランも好調であり、長年取り組んだ成果が表れて参りました。2018年は、さらに収穫量UP、品質向上に努め、UIターン含めた雇用創出なども含めた地域活性化に引き続き取り組んで参ります。

2017年2月から稼動し始めた、山口県光市での太陽光発電事業は、予想を上回る発電量であり、好調に稼動しております。地域の皆様にも除草作業など担って頂いております。

厳島活性化を目的とした美術館計画は、概ね青写真が出来上がり、2018年本格的に建設着工、運営プロジェクトチームを立ち上げる計画です。世界遺産である厳島の観光活性化の核となる施設を目指し、計画を進めて参ります。

またL&A(株)にて取り組んでいる生損保代理店事業、昨年より本格化した警備事業も確実に業績を伸ばしております。

2018年は、呉本社を中心に、北海道、東京、海外拠点の各事業を面で結びつけ、地域に根付いた会社として社会貢献度アップを目指して参ります。

2018年1月
社長 隅田 耕次